2013.01.09 Wednesday

時計の選び方 第1回

時計の選び方
 
第1回「なぜ、その時計を購入しようと思ったのかを確認する」

 時計で「あるモデルが欲しくなった」と仮定します。
現在は、いたるところに時計があり、また、ほとんどの方が持っている
携帯電話で時刻を知ることができるため、あえて時計を着ける方が
減っています。 それにも係らず、その時計を購入しようと思った
理由はなんでしょうか?

 男性の数少ないファッションアイテムとして、時計は重要な位置を
占めています。 ビジネスマンであれば、時計は必須アイテムとなる
場合もあります。 最近の若い社長さんは大抵、高級時計をしています。
例えば、その時計がきっかけで、話がはずみ重要な商談につながる
場合もありますし、相手がどのブランドのどのモデルをしているかに
よって、その財力やセンスを、推しはかることもあります。
 やはりそれなりの地位にある人には、それにふさわしいアイテムが
あります。 大会社の社長が、そのデザインにもよりますが、
1万円以下で買えるファッション時計をしていたら、やはり違和感が
ありますし、逆に、学生で金無垢のロレックスを着けていれば、
よほどのお坊ちゃんの雰囲気を持った人でない限り、たとえ本物でも
偽物に見えてしまいます。 
 人は「見かけではない」という方もいらっしゃいますが、相手に
対して、何も情報が無い状態では、やはり見かけで判断してしまいます。

 また、いくら地位の高い人でもTPOを考慮することも大切です。 
まさか、金無垢のロレックスをお葬式にしてゆく人はいないと
思いますが、某会社が倒産したときの釈明会見で、いくら長年愛用
していたとはいえ、フランクミューラーを着けていた社長がボロクソに
言われていました。 
 時計にもやはり格があり、そのTPOにふさわしい時計、ふさわしく
ない時計があります。

 そうすると、まず「そのモデルが欲しい」、と思うことが大前提
ですが、果たして、それが現在の自分にふさわしいかどうか、また
どういった場面で使おうと思っているのかを、考える必要があります。
 そうでないと、使うのがもったいない、着けて行くところが無い等で、
いざ購入しても結局たいして使用もせずに、しまいこんでおくか、
手放してしまうことになります。

 また、それを長く愛用する気持ちがあるのかどうかも、再確認して
ください。 ずっと欲しいと思っていて、やっと手に入れたとたんに、
その時計への興味がなくなり、すぐに次の時計が欲しくなり、すぐ
手放して次の購入資金にあてる、そんなお客様も結構いらっしゃいます。  また、そういうお客さまに限って、以前手放したものを、再度購入
したり、またすぐ手放したり、それを繰り返し、結局お金だけを使い、
あとに何も残らないことになってしまいます。

 時計を販売する側としては、やはり購入していただいた時計は、
気に入ってもらい、長く使用していただきたいと思いますので、
購入前に必ずご一考願います。


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