2013.02.10 Sunday
時計の選び方 第3回
第3回「特に欲しいモデルが無い場合は? その2」前回では、予算を決めました。 次は機構です。 時計の機構は
大きく分けてゼンマイ駆動による機械式(自動巻き、手巻き)と
電池、モーター駆動によるクォーツ式の2種になります。
それぞれ一長一短あります。
機械式では、自動巻きでは、常に装着し、ぜんまいの巻上げを行う
必要があります。 だいたい今の自動巻きですと、フルに巻き上げた
状態で、36〜48時間程度動きます。 フルに巻き上がっていた
場合、時計をはずして1日程度は保つことになりますが、土日外した
ままにしておくと、月曜日の朝には止まっていることがあり、時刻を
合わせなければなりません。
手巻きの場合は、その機械によりいろいろありますが、最低27
〜30時間は動くようです。(中には8日間動く時計もあります)
したがって、1日に1回はフルに巻き上げる必要があります。
クォーツ式は電池で動くため、電池切れになるまで動き続けますので、
一度時間を合わせてしまえば、あとは手間無しになります。 最近は、
太陽電池搭載や、自動巻きのようにローターを回して発電、充電して、
電池交換不要のモデルが多く出ています。
また、電波時計のように、日付、時刻の再調整すら自動で行って
くれるモデルもあります。
普段使いする手間から考えれば、クォーツ式のほうが断然使いやすい
と思いますが、クォーツ式は、どうしても大量生産による工業製品の
イメージがあります。
機械式は、ファッション時計等に使用されている廉価版のムーブ
メントはオートメーションで作られますが、ロレックス、オメガ、
ホイヤー、グランドセイコー等に代表される高級時計のムーブメント
は専門の職人が組み立てています。
そのため、クォーツ式に比べて高級感があり、モデルによっては
芸術品といえるものもあります。